犬猫用シャンプーは、ペットショップでも多くの商品が陳列されていて、どれにすれば良いか迷いますよね。
うちのワンコも特に皮膚がデリケートと言われている犬種(パグ)なので、シャンプー選びには特に気をつけています。
今回は、定番の売れ筋人気シャンプーをご紹介します。後半では、正しいシャンプーのしかたについてもまとめましたので、ぜひご覧ください。
もくじ
❑ 定番の売れ筋人気シャンプー3選
いわゆる犬猫用の定番シャンプーと言えばコレ!というシャンプーを3つ選びました。いずれも口コミ評価も高く、動物病院やサロンでもよく使われているものですので安心してお使いになれます。
ノルバサンシャンプー0.5
殺菌効果のあるクロルヘキシジンが0.5%含まれています。人用の薬用シャンプーにもよく使われる安全な成分です。
低刺激で皮膚にやさしいので、子犬・子猫にも安心して使用できます。コンディショナー入りで泡立ちは少なめです。
ペット先進国アメリカで開発され、1973年から発売されている超ロングセラー商品です。日本の動物病院でもよく使われている定番シャンプーのひとつであり、何よりも長年の実績に基づく安心感があります。
現在、うちのワンコにも使っています。以前に皮膚トラブル(真菌=カビによる炎症)があったときに、このシャンプーに切り替えてからは同様のトラブルは再発していません。
カビや細菌が発生しやすい高温多湿の日本の環境には特に合っているといえるでしょう。
薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー
ノミ・ダニ駆除剤のマイフリーガードでよく知られているフジタ製薬によるシャンプーです。動物病院やサロンで使われているのをよく見かけます。
ノルバサンシャンプー同様にクロルヘキシジンが0.5%含まれていますが、ノルバサンシャンプーよりも安価のため、こちらも人気があります。
多頭飼いされている方でシャンプー代を少しでも節約したい方にオススメですね。「動物病院専用」と記載されており、実際に私のかかりつけの動物病院でもこちらを販売していましたが、普通にネット通販で購入することができますし、その方がかなりお安いはずです。
A.P.D.C ティーツリーシャンプー
ティーツリーという植物の高い消臭効果を持つ植物由来のシャンプーです。原産国であるオーストラリアでは、現在でも薬事法で使用が認められているほど、高い抗菌力を持つ植物です。
紅藻エキス・植物性ヒアルロン酸を配合しており、毛艶を良くして皮膚のうるおいを保つ効果があります。乾いた後も爽やかなハーブの香りが長続きします。
1999年に発売されて以来、ペットショップでもよく見かける人気の定番シャンプーとなり、2014年までに150万本以上を出荷しているとのことです。
前述のノルバサンシャンプーや薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプーよりも泡立ち・泡切れは良いです。今現在、特に皮膚炎に困っているのでなければ、こちらがオススメです。
バイオトロール 足ピカアワー
こちらは足の除菌剤です。シャンプーとは違いますが、うちのワンコに使ってみてとても良かったので、スキンケアアイテムのひとつとしてご紹介させていただきます。
バイオトロールはイギリスの研究者が長い年月をかけ研究・開発した、安心で安全な次世代除菌・消臭技術です。 抗微生物技術を利用しており、強力な除菌力があります。
お散歩帰りや日々のお手入れに使用することで、爪や肉球、足元の皮膚トラブルの原因となるあらゆる細菌・真菌・ウィルスをやっつけます。
泡を適量取ってペットの足全体に馴染ませてからタオル等で軽く拭き取るだけで、洗い流す必要はありません。舐めても安心です。
うちのワンコは、以前に足裏の指間炎(肉球の間の炎症)に悩まされていましたが、これを散歩後に習慣的に使うようになってから調子が良くなりました。
現在、徐々に口コミが広がっている有力商品です。犬猫の足裏の慢性的な炎症に悩んでいる方は、ぜひ試してみて下さい。
❑ 正しいシャンプーのしかた
次に、正しいシャンプーのしかたについてご説明します。どんなに良いシャンプーでも、使い方が誤っていれば効果が半減したり、逆に皮膚を痛めることにもなりかねませんので、正しい手順でシャンプーしましょう。
手順1 シャンプー前の準備
シャンプーをする前に、次の準備をしておきます。
- ご自分の爪を切っておく
伸びたままの爪でシャンプーすると、爪先でペットの皮膚を傷つけてバイキンが入るかもしれません。爪を切った後にヤスリで爪先を丸めておくこともお忘れなく。 - ブラッシングしておく
特に毛の長い犬種の場合は、あらかじめブラッシングしておくことで毛の絡まりを防ぐことができます。すすぎ時の排水口のつまりも軽減できます。
手順2 体全体をお湯でしっかり濡らす
いきなりシャンプーを付けると馴染みにくく泡立ちもよくありません。あらかじめ35度くらいのぬるま湯で1分間くらいかけてしっかり濡らします。
こうすることで、シャンプーの馴染みを良くするだけでなく、皮膚に付着した汚れをふやかして落ちやすくする効果があります。
人間の頭髪をシャンプーするときと同じですね。
手順3 お尻から頭にかけてシャンプーする
頭からシャンプーすると、その後に体を洗っている間に目・鼻・口にシャンプーが入りやすくなるので、お尻から頭にかけてシャンプーします。
最後の頭はできるだけ手早く終わらせるのがポイントです。足裏の指間もしっかり洗います。
すすぎはその逆です。頭からお尻にかけてすすぎます。シャンプー残りは皮膚トラブルの原因になりますので、ヌメリがなくなるまでしっかり洗い流します。
そして最後に、足裏にも直接シャワーを当ててしっかりすすぎます。
顔に直接シャワーを当てるのはNGです。お湯をたっぷり含ませたハンドタオル等でやさしく入念に拭いてあげて下さい。
特に短頭種は、鼻に水が入りやすくゲホゲホっと苦しみますので、風呂嫌いにならないようゆっくり丁寧にやってあげて下さい。
手順4 ドライヤーでしっかり乾かす
最後の大事な仕上げです。
タオルで水気を拭き取ってからドライヤーで乾かします。毛が蒸れた状態のままだと皮膚トラブルの原因になりますので、しっかり乾かすのが大事です。
タオル拭きをしっかりやっておくと、ドライヤーの時間をかなり短縮できます。うちのワンちゃんは短毛種ですが、バスタオル2枚分を使っています。
以上、シャンプーするのも正直大変ですが、夏は2〜3週間に1回、冬は4週間に1回くらいやってあげたいですね。