「エリザベスカラー」とは、犬や猫が手術・皮膚病・怪我などによる傷口をなめることで、傷を悪化させることを防ぐための保護具です。
「エリザベスカラー」という呼び名は、16世紀イギリスのエリザベス朝時代に衣服に用いられた襞襟(ヒダヒダの付いたえり)から来ているそうな…
動物病院から支給されるエリザベスカラーは、一般的にプラスチック製の安っぽいものが多いですよね。
周辺の視界を遮らないように透明になっている点は良いのですが、プラスチック製なので結構固くて、次のような弊害があるんです。
- お皿でも飲水器でも水を飲みにくいそう…
- トイレのときに周辺にカツカツ当たってやりにくそう…
- うまく寝る姿勢をとれずなかなか落ち着かない…
- 壁紙のご家庭ではあちこちキズが付いてしまう場合が…
そこで、もっとソフト素材のものはないものかと探してみました。そのひとつ目がコレ↓ ドーナツリング型のカラーです。
もも太郎『く、くるちぃ〜よ〜』
す、すまぬ…もも太郎、私の選定ミスだ。商品は決して悪くない。私の思慮が浅かっただけだ。首の短い犬種向きではなかったのだ。
さあ、気を取り直して次のトライ。
ふたつ目は、一般的なエリザベスカラーと同様の円錐型ですが、素材がちょうど良い具合の柔らかさです。
柔らかいと言っても型くずれするわけでもなく、水飲みやトイレの邪魔にもならない。寝る時も特にわずらわしそうにしていません。
自動洗濯機でも普通に洗濯できるし(乾燥機は不可)、衣類のように折りたためるので収納にも場所を取りません。
唯一の欠点があるとしれば、透明でないので周辺の視野が遮られることくらいでしょうか。本人は特に気にしていない様子ですが。
もも太郎の場合は、エリザベスカラーを付ける前と後とで、特に挙動に変化がないので、しっくり合っていたようです。
まあ、しょっちゅう使うグッズでもありませんが、一生に一度や二度はお世話になるグッズですので、参考にして頂けるとうれしいです。